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ひなた5歳。我が家で5年前の今日、6月9日に生まれ、お譲りしたのがそれから約4ヶ月後。 その子が昨年6月12日に再び戻ってくる事になるとは思ってもいなかった。 飼い主さんが結婚し、子供が生まれるので手放したいと言ってきたのだ。 色々言いたい事は数多くあったが、この子の事を考えて引き取ることにした。 我が家にも沢山の猫がいるので、どなたか可愛がってくれる方がいないか、お譲り先を一生懸命捜してやっと決まったのだが、連れ帰ってそれは無理だという事を知ることになる。 ここで詳しくは書かないが、この子は人の手しか見ないのだ。 手を見て攻撃してくる。 我が家の子は全員人の顔をみて鳴いたり甘えてきたりするのだが、この子は手しか見なかったのだ。 約1ヶ月間触ることも出来ないままケージの中で過ごした。 私が触れるようになるまで半年かかった。 一年経った今でも機嫌が悪いと怒る。 女性には大丈夫なのだが男性には手を出すような子だ。 しかし、今日は仕事をしている私の机の所に甘えてきた。 お腹が空いてゴハンを要求してきただけなのだが、それでも嬉しい。 猫を繁殖していると言うと「ブリーダー」と言われる。 確かに自分でもそのように言っているし、社会的にもブリーダーであることは確かなのだが、一般の人がイメージするブリーダーとは違うのではないだろうか。 猫を繁殖して命を売り買いしてお金儲けをしている人というイメージがつきまとうのだが、自分が猫を譲ってもらう金額、獣医さんやサプリメントの金額、キャットショーに伴う数々の出費、仔猫が生まれればそれに伴うお金、仔猫を産まなくなった両親猫を死ぬまで一生快適に過ごさせていくための金額や荼毘に付するまでの金額を考えれば繁殖して仔猫を売るなんて行為が金儲けに繋がるなんてあり得ない。 それでも仔猫を産ませて譲っているのはなぜ? 譲った仔猫が新しい家族としてもらわれ、その家族を幸せにしてくれると信じているから。家族の一員としてその人を幸せにする。 そうなって欲しい。 だから誰でも構わずお金さえ出せば譲るという事はしていない。 でも、人間を見る目が確かなわけでは無いので時々過ちを起こしてしまう。 また当の本人も自分の将来がどのように変化していくのか見通せるわけも無い。 若い一人暮らしの女性は「可愛い」と飼い始める。 私は今までの経験から結婚していない女性になるべく譲らないようにしてきた。 なぜ? それは今回起きた悲劇が物語っている。 4年前に生まれたひなた(幼名チッタン)は4匹兄弟。 身体が一番小さかったが健康だし、何も問題無くスクスクと穏やかな性格に育ってくれた。一人暮らしの女性が悩みに悩んだ末にチッタンを飼うことに決めた。その後は大きな病気も無く、元気に過ごしているだろうと考えていた所へ連絡が来たわけだ。 この子は幼いとき私が仕事をしている机の上でいつも横になっていた子なのだ。 だから今日のように机の上にやって来てくれると思いだしたのか? なんて思ってしまうのだが、そう甘くは無い。 それでも約1年経って普通に暮らせるようになって本当に良かった。 このまま一生我が家で暮らすのか、それとも新たな飼い主さんが現れるのか? なかなか難しいかも知れないが、ここで5歳を迎えることが出来たことだけでも良かったのかも知れない。 写真は一年前我が家へ来たばかりの頃のひなた。 あとで我が家の誕生日恒例、湯がいたササミをあげよう。 ★誤解があるといけないので追記することにした。 飼い主さんは本当にとても可愛がってくれていたし、ひなたも人間が大好きで妻にはベタベタだ。 時々どうですか?とメールを寄こすくらい心配している。 猫用のオモチャだけでなく、キャットタワーや自動給仕機など、我が家の子たちに較べて遙かに贅沢をさせてもらっていたと、容易に理解出来るくらいのお姫様扱いだったようだ。 お子さんが生まれる事が直接の原因では無いが、結果的には手放さなければならなかったわけだ。ご自身の出産を来月に控えるという、期限ギリギリまで悩んだ末に我が家へ助け船を斯うたわけだが、それまでの1年くらいの間に何があったのかは想像するしか無い。 それはひなたの男性に対しての態度でわかる。私だけで無く、知り合いの男性が来ても同じだからだ。 猫は男女を見分けるのだ。そして自分を叩いた手(性別)を忘れない。 それでもこうやって一年が経ち、手では無く私の顔を見るようになったし、少しずつ心を開いて来てくれているのが救いである。
by flipper-design
| 2012-06-09 21:17
| 携帯写真
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